お知らせ [2025/01/17]
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10年以上、数十人の様々な起業者・開業者と関わる中で徐々に成功する起業者と失敗する起業者の”違い・傾向”が見えてきました。このページでは、その内容を『起業・開業あるある集』として30個以上の内容をまとめました。
最初に
いままで複数人の起業・開業した方に数年に渡って関わった中で気づいた点が複数あります。その中でも非常に強大な影響力をその方自身に及ぼしているのが、その人の”信念”であることがわかっています。
その人の抱えている信念は、それほど容易に言葉にされないこともあります。内に秘められたものであるため、その方との信頼関係が築かれたとき、突然ポロッと口にされることもあります。心が開いている方は容易に知ることができますが、そういうタイプでない方の場合、その方が抱えている信念に気づく・知るのに数年かかったりすることもあります。
とても重要な内容のため、この信念について、また信念と事業との関係性について記載したいと思います。
信念とは?
信念の意味
まず、辞書の意味を見てみましょう。
- 正しいと信じる自分の考え。「信念を貫き通す」「固い信念」
- 宗教を信じる気持ち。信仰心。
- 固く信じて疑わない心。行動の基礎となる態度。 「 -をまげない」 「 -の人」
- 神仏を固く信ずること。信仰。
このページでは、
信念は
- 『(その人が)正しいと信じる自分の考え』
- 『固く信じて疑わない心』
の意味として記載します。(実は別の見方では『特定の考えに対する信仰心』と表現することもできます。)
信念は複数ある
人が持っている信念は1つとは限りません。むしろ複数あると思います。
数ある信念の中でも、その人に強く影響を与えているのは、
- 人生とは〇〇
- 私は〇〇
といった根源的な内容です。
信念はいつ持つようになったのか?
私自身の経験と観察から、
- 過去の人生から引き継いでいる信念
- 親から引き継いだ信念
- 友人から引き継いだ信念
- 仕事関係者から引き継いだ信念
- 自分が信用している人から引き継いだ信念
があると思います。
過去生からの信念は、特に誰からも言われておらず、親兄弟も持っていないのに、幼少期から持っていたものです。
そして、大概の人は、親から様々な信念を受け継いでいます(三つ子の魂百まで、のことわざがあるように、幼少期は育てられた環境-主に親からの影響を非常に強く受けます)。そして、自分が心を開いて信用している友人、仕事関係者などからも様々な信念の影響を受けています。
皆さんの信念はどこから影響受けていますか?
信念が強いほど、創造の力が働き、体験する
信念はその人の中で、確固たる地位にあります。会社で例えるなら社長、家で例えるなら土台のような存在です。
そして、信念が強ければ強いほど、それを実現(現実化)する創造の力が働きます。
創造する力は、誰でも持っている能力です。信念はその人の考えの中核にあるため、その人が自分自身が創造していると意識・自覚しても、していなくても、創造されます。
そして、創造すると実際に体験し、さらにその信念に対する思いが深まるようになり、より強く創造される、といったスパイラルで力強く動き出していきます。
信念は起業・開業、事業運営にどのように影響していくか
起業、開業とその後の事業運営において、非常に強く影響していく信念は、
- 私は〇〇
- 人生とは〇〇
- 仕事とは〇〇
- お金とは〇〇
でしょうか。
これらは、1つ1つ個別というより、それぞれが相互作用していく印象を受けています。
信念を構成している要素が重要
ここからが本題になります。
ある信念を1つ観察してみたとき、その構成要素が
- ポジティブ(積極的、明るい、楽しい、軽やか、喜び溢れる)エネルギー
- ネガティブ(否定的、暗い、どんより、ずっしり重くなる)エネルギー
に分解でき、その水準も様々です。
これだけだと、わかりにくいので具体例を挙げてみましょう。
例1:苦労した方が成功する
例えば、ある人が『苦労した方が成功(成長)する』という信念を持っていたとしましょう。
苦労(ネガティブ高い)と成功(ポジティブ寄り)が共存しています。
この信念を持っていると、苦労と成功を共に体験します。また、この内容には『成功するには苦労という過程を通過しなければならない』という内容も持ち合わせているのが読み取れると思います。また、この信念を持っていると、自ら自発的に苦労の森に入っていきます。
実はこの内容は実際にある起業者が持っていた信念です。自分の子供にも、この内容を頻繁に口にしていたようです。飲食店を経営されていましたが、その後怪我で働けない身体になったそうです。(今調べたらお店再開されてるようです。)
人生や仕事に対して、この信念も持った事業者は結構います。私は起業は、サラリーマンでは実現できないクリエイティブな喜び溢れる人生を実現する手段と考えていたため、ある事業者からこの信念を聞いた時に、「え?」とビックリしました。その方とは長年のお付き合いがあるのですが、事業は大きく成長していきましたが、それと共に人知れず苦悩を抱えておられます。
例2:私は食いっぱぐれない
これもある起業者の例です。ポジティブと言えばポジティブかもしれませんが、すごく小さいというか必要最低限な感じがしませんか?
その方は、『私は食いっぱぐれない』という信念を持っていました(今は変わったようですが)。よくよく話を聞くと、同居していたおばあちゃんから「○○ちゃんは食いっぱぐれないよ」とよく聞かされて育ったようです。
その方は、起業してどうなったかというと、食いっぱぐれない程度・・・なんとか食べていける程度の収入が何年も続いていました。
本人もそろそろその信念を見直したいと思っていたようですが、幼少期から何度も聞かされた内容でなかなか頭にこびりついて取れなかったようです。
例3:人生はドラマ
『人生はドラマ』は女性に見られる信念です。
ドラマってどんな内容でしょうか、そう山あり 谷あり、悲しみあり喜びあり・・・とにかくアップダウンが激しいですよね。この信念を持っている方はまさにドラマのような劇的な人生を送ります。起業者がこの信念を持っている場合、いい話が着たと思ったら駄目になったり、駄目だと思ったら急に仕事が入ったりと、先の読めない、安定しない・落ち着かない事業運営を送ってます。
例4:好きなことを仕事に多くの人にも喜ばれて、すべてに満たされた喜び溢れる人生にする
この信念は、その昔私が持っていたものです。
その昔、これ以上ないのでは?と検討に検討を重ねた内容です。実際に実現してわかったのが、マインドレベルで素晴らしいと思っていた信念を実現しても、まだ人生の旅は終わっていなかったという現実です。この信念を今あらためて見ると、
- 2元性の域にある
と正直に言わざるおえません。
実際、私は2元性の織りなす不安や苦悩に悩まされていました。
事業運営しながら、この2元性からどうやったら抜け出せば良いのか、数年に渡って模索し続けることになりました。
重要コラム「(外面的な)成功者の苦悩」
世の中には成功者と呼ばれる方々が多数います。 私も数名ですが、直接会って話したことがあります。経済的に豊かな生活を送っているのですが、ほぼ共通するような悩みを抱えています。 それは、パートナーシップ(夫婦関係)や家族関係です。 内容は人によって様々ですが、パートナーとの不調和、家族間の不調和が如実にあらわれていることが多いです。深刻かつプライベートな内容を簡単に口にされることはなく、その方と深く関わってみないとわからないため、外見からはほとんどわかりません。 この現象は、外面的な成功が人生の(魂の)究極的なゴールではないことを示すお知らせのようなものと、思ってます。
以下、私が模索している時に読んだ、ある本の心に響いたメッセージです。
・・・聖なる声はなおもつづいた
「万物は光と影で出来ている。形を表わすにはこの両方が必要だ。それと同様に、マーヤの善と悪も、たえず優位を交換しあわなければならない。もしこの世に喜びばかり続いたら、だれが別の世界を求めよう?悩みがなかったら、人間は自分が捨てた永遠のすみかのことをほとんど思い出すことがないだろう。苦悩は、それを思い出させる刺激の針なのだ。苦悩から抜け出す道は英知によってのみ開かれる。死の悲劇も、真実ではない。死の前におののく者は、舞台の上で発射された空砲を本物と間違えて恐怖のために死んでしまう無知な俳優と同じだ。わたしの子らは、みな光の子なのだ。だから、やがてマーヤの迷夢から覚めるだろう」 [出典:あるヨギの自叙伝-奇跡の法則より]
※マーヤ:人間の五感が真実のものと感じている現象世界で、高い境地に至った聖者たちは”神の幻術”と言い、この現象世界のことを『宇宙の本源から発する一つの無色の光から出来ている』と表現する。
最近の科学的見地では、様々な物質を構成する原子を見てみると、原子核と電子で構成される原子の中身はほとんど真空のような空間・空洞で占められている-つまりスカスカ-と言われているようです。
今、声を大にして伝えたいこと
自らわざわざ苦悩を創造し、苦悩に飛び込むことなはい
信念は創造され、拡大していきます。特に起業されるような方は、元々エネルギーが強いため、その創造も強く働きます。
信念の中にネガティブな要素が入っていると、そのネガティブな要素も拡大していきます。
例えば、起業当初、信念のエネルギー量が100、要素がポジティブ80%、ネガティブ20%だったとしましょう。
起業してエネルギーを注いでいき、エネルギーの総量が1000となった場合、ポジティブ800、ネガティブ200を体験することになります。
エネルギーを注げば注ぐほど、自分自身が体験するネガティブなエネルギー総量も増えていきます。
これは、がんばってもがんばっても取り切れない痛みのようなもので、体験している本人自身も”楽しいけど、辛い”と言われます。
日本には
- 苦労は買ってでもしろ
など、まるで積極的に苦労することが美徳とされている一面があるようです。
様々な変遷を見てきた個人的経験から、苦労は完全に避けようとしても自分自身が未熟である限り体験することなので、わざわざ自分から選んで創造する必要はない、と思っています。
積極的に苦労を選び、しかもそれで軌道に乗るようになると、自分の子供や育成する若手の人にもその経験を押し付けてしまうことがあります。(その背後には「苦労を経由せずに成功するのが許せない-自分は散々苦労したのに」という未消化の思いが残っています。)
ずっしりと重い荷物はもう下ろして、生きる喜び、軽やかさを積極的に選択していただけたら、と節に感じています。
自分自身の内深くに横たわっている信念に気づいて向き合ってみてください
この記事を読んおられる方は、ぜひ、ご自身の信念に向き合ってみてください。
先程も書いたように、信念はその方の中核で、土台となっています。
事業が拡大していくと、その土台の上に見合った建物が立つようになります。後になって、信念を見直そうとしても、過去の信念の上なりたった様々な環境が出来上がっているため、容易に変えられなかったり、変えるとなればそれこそ変革に伴う様々な摩擦を伴うこともあるでしょう。
できるだけ最初の段階で、『本当にこれで良いのか?』と信念を見つめてみることを強く推奨します。
検討する方向性としては、
- 創造できるかぎり、明るく
- 創造できるかぎり、楽しく
- 創造できる限り、喜びに溢れて
- 創造できる限り、関わる関係者が幸せな
- 光り輝く太陽のような
信念にするのが、おすすめです(^^)
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