これからの時代、瞑想技法の実践は自分自身の状態を整える役割と、それを超えた何かのため、欠かせない取り組みであると実感しています。そこで、今までの経験を基に纏めました。
瞑想のすすめ
瞑想とは、厳密には状態のことを言います。そして、”瞑想状態”に入るために意識的なテクニックが瞑想技法です。
私が本格的に瞑想技法を日々実践するようになったのは、2015年頃からです。最初は効果があったのか無いのかよくわからない感じでしたが、瞑想技法を続けることにより、とても他では補えないような充足感を感じるようになりました。
生きていると色々な出来事を体験します。仕事や人間関係で喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだり、様々体験します。
日々の瞑想技法の実践により、内外の影響を受けても本来の自分自身を取り戻すことが容易になることがわかりました。それどころか、
- 内側からやる気が溢れてくる
- ”今生きている”という感覚が強くなる
- 自分自身が今どういう状態なのか、よくわかるようになる
- 自分自身を意識的に制御しやすくなってくる
- ”気づき”が訪れる
- あらゆることに対して内側から理解できるようになってくる
など、その効能はとても表現しきれません。
瞑想技法はたくさんある
その昔、「瞑想って何?」という私でしたが、その世界に入ってみると実にたくさんの瞑想技法があることがわかりました。
- マインドフルネス瞑想
- ヴィパッサナー(ヴィパサナ/ビパサナ)瞑想
- 超越瞑想
- 阿字観(真言宗)
上記は、直接耳にした瞑想技法です。それ以外にも、禅、気功、など様々あるようです。
どの瞑想技法を選ぶか
瞑想技法の実践は始めるのも、やめるのも、自由です。そのため、直感で「実践してみたい!」と感じたものから取り組むと良いのではないかと思います。周囲の瞑想に取り組んでいる方の話を聞いていると、1つの技法を何年も、というよりも何かをきっかけに変遷していく印象を受けます。そして最終的にどこに行き着くかは”ご縁”ではないか、と感じます。
「瞑想技法を実践してみたいが、何から初めて良いかわからない。」「今のところ、ご縁もない」という方にご紹介したいのが”法玉明想”です。
法玉明想(ほうぎょくめいそう)の提唱者が、上江洲義秀(うえずよしひで)さんという日本人です。
様々な瞑想技法は、独特の宗教的世界観で解説されている場合がありますが、法玉明想にはそれがありません。また、日本語で解説されているため、とても理解しやすいです。(様々な瞑想技法の創始者・提唱者の言語が外国語の場合、その意味を汲み取りにくい、翻訳の場合は訳者の技量が大きく影響して本意が汲み取れないことがある)
法玉明想の内容もとてもシンプルです。私自身もアートマ・クリヤ・ヨーガが伝授していただくまでの約2ヶ月間ほど実践してみましたが、とても気持ちが明るくなりました。
法玉明想や上江洲義秀さんのお話は、ホームページやYoutubeでも公開されています。定期的に開催されている講演会にも参加しましたが、とても公では話せないような参加者の様々な人生の悩みに真摯に回答されていました。
■法玉明想
○公式サイト
○Youtube
『法玉明想こそは、キリストのヨーガ、クリヤーヨーガと呼ばれたそのヨーガをわかりやすく短縮して説いたのが、その法玉明想であることを知ってもらいたい』[出典:上江洲義秀オンラインショップ -愛一元]
私の瞑想歴
私の個人的な瞑想歴が誰かのお役に立てるかもしれない、と思って簡単にまとめました。
瞑想との出会い
私が瞑想に取り組むようになったのは、2012年8月に購入した「神との対話」という本がきっかけです。
小学生から高校1年まで取り組んでいた剣道の”黙想”の経験はありますが、その程度でした。今までに自分自身が経験してきた様々な出来事から、「いったいこの世界はどうなっているんだろう・・・私の知らない何かがあるようだ」と30代になり感じるようになっていました。その疑問を紐解くように出会った本が「神との対話」シリーズです。
そのシリーズの中で瞑想に関する内容が多数書かれています。
瞑想とは「真の目覚め」の状態だ。
この状態で立ち止まるというのは、道のなかばで足を止めること、どこかへ向かうのをやめること、何かをするのをやめること、立ち止まってその場に「いる」こと、ただその場で本来の自分でいることだ。[出典:神との対話3 P260]
クリヤ・ヨーガに興味を持つ
神との対話3の中で、ある方がマスターとして紹介されていました。
パラマハンサ・ヨーガナンダは、自分が考える真の自分の「完成」にきわめて近づいた人物だ。彼は自分自身について、またわたしとの関係について、明確な考えをもっており、生涯をかけて、それを「外界に向かって表現」した。彼は自分の現実のなかで自分自身を経験し、自分自身を知ろうとした。[出典:神との対話3 P217]
神との対話シリーズを読んだ後、この本で紹介されたパラマハンサ・ヨーガナンダとはいったどういう人だろう?と興味をいだくようになりました。その後ネットで調べて、この方が書かれた「あるヨギの自叙伝」という本があることを知り、購入しました。
この本の中で、クリヤ・ヨーガと呼ばれる技法があることを知ります。ぜひ実践したいと思いアメリカのSRFに問い合わせると、クリヤ・ヨーガの伝授の前に、事前準備としてホーン・ソー テクニックに関する資料が送られてきました。そして次のステップとなる、オーム テクニックとエネルギー活性化体操(エクササイズ)も学びます。その後、約2年間できる限り実践し続けました。2017年春、クリヤ・ヨーガの伝授式が2017年10月に開催されるとの連絡が自宅に届きました。クリヤ・ヨーガに強烈ひかれていながら、クリヤ・ヨーガの誓約書を前にして、その内容に対して私の何かが完全にYesと言えない引っかかるものを感じました。悩みに悩んでこの件に関して全身全霊で瞑想した結果、2つのビジョンが見え、これではない別の何かがあることが示されました。その後、それは一体何なのか、きっとこれに変わる何かがあるはずだ、と調べに調べた結果、アートマ・クリヤ・ヨーガと呼ばれるクリヤ・ヨーガの頭に”アートマ”が付く技法が日本で伝授されていることを発見しました。
アートマ・クリヤ・ヨーガLevel1を受講する
アートマクリヤヨ-ガは、クリヤヨーガの起源であるマハヴァター・ババジの直弟子のパラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏が伝えているヨーガです。クリヤ・ヨーガを西洋に広めたパラマハンサ・ヨーガナンダ氏は1952年3月に捨身されていますが、パラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏は現在も肉体を持って活動されています。パラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏はドイツを拠点として活動されているため、日本では弟子のスワミニ・ダヤマティ氏(日本人の女性)が中心となって活動されています。
調べてみると、スワミニ・ダヤマティ氏は2001年からパラマハンサ・ヨガナンダのクリヤ・ヨーガを実践し、2008年にパラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏と出会い、2013年にアートマ・クリヤ・ヨーガの教師になった、と経歴に書かれていて、パラマハンサ・ヨーガナンダ氏のクリヤ・ヨーガと大いに関連があることが感じられました。
その後、2017年11月のスワミニ・ダヤマティ氏が語られるバガヴァッド・ギーターの講義に参加しました。高齢ながらも力強く、一つ一つの発言が誠実なスワミニの姿、さらにはこの集いにはパラマハンサ・ヨガナンダのクリヤ・ヨーガを実践してきた方々も何人かおられることがわかり、私もアートマ・クリヤ・ヨーガを受講することにしました。
2018年2月にアートマ・クリヤ・ヨーガLevel1を伝授していただきました。
アートマ・クリヤ・ヨーガのテクニックは
- チャクラの開閉
- マントラ (真言)
- トリニティ瞑想法
- ナーダ・クリヤ (宇宙の神秘な響きに耳を傾けるテクニック)
- プラーナーヤーマ (呼吸法)
- メイン・クリヤ (カルマ解消、チャクラの浄化、純なる愛を得る)、
- ムドラー (指、手、身体を 使って行う)
- 体位体操 (アーサナ)
- オーム・チャンティング (自分や他人、又地球を癒すテクニック)
等から成る包括的なヨーガ体系になっています。
そして、実践してすぐに感じたのは「これは尋常な技法ではなかった」ということです。そして、予想していた感じとも少し違いました。伝授さられる前は、スッキリ爽快な感じになるのかな、と思っていましたが、そういう次元を超越していました。アートマ・クリヤ・ヨーガを実践すると、自分の中でのざわつき・落ち着かない感じ思考・感情のノイズのようなものがズドーーーン!と強烈に下がり、内側から静けさが広がります。また、肉体と精神と魂の一体感が増し、”今生きている”感じが強くなり、自分自身の感じていることが自分自身でよくわかるようになりました。私の受講後の約1ヶ月後、妻にもアートマ・クリヤ・ヨーガLevel1を伝授していただいたのですが、彼女自身もこの強烈な効能に驚いています。(夫婦共に日々実践したら、夫婦喧嘩が激減しました)
今、古代から伝わるヨーガ技法が、日本で、しかも2日間で学べます。価格もとても良心的です。定期的に開催されていますので、興味のある方は問い合わせて見て下さい。
パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、マハヴァター・ババジの恩恵により、古くからの秘伝の知識をアートマ・クリヤ・ヨーガの形で世界に伝えています。アートマ・クリヤの比類なき伝授の力によって、マスターたちのエネルギーが直接実践者に注がれ、そのテクニックは自己実現の扉を開く鍵として働きます。
このテクニックは、私たちの神経組織を浄化し、マインドを落ち着かせ、老化過程を遅らせます。またエネルギーを増大させ、肉体に活力を与えます。そして人々を深い瞑想状態へ、すなわちマインド、肉体、精神の統一へと導きます。
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