これからの時代、瞑想技法の実践は自分自身の状態を整える役割と、それを超えた何かのため、欠かせない取り組みであると実感しています。そこで、今までの経験を基に纏めました。
瞑想のすすめ
瞑想とは、厳密には状態のことを言います。そして、”瞑想状態”に入るために意識的なテクニックが瞑想技法です。
私が本格的に瞑想技法を日々実践するようになったのは、2015年頃からです。最初は効果があったのか無いのかよくわからない感じでしたが、瞑想技法を続けることにより、想像もしていなかった様々な体験をするに至りました。
生きていると色々な出来事を体験します。仕事や人間関係で喜んだり、怒ったり、悲しんだり、楽しんだり、様々体験しますが、日々の瞑想により、現象世界を超えた領域と繋がることができるようになります。
そして、それが本当の、真実のすべての魂の”ふるさと”です。
- 内側からやる気が溢れてくる
- ”今生きている”という感覚が強くなる
- 意識がはっきりしてくる
- 自分自身が今どういう状態なのか、よくわかるようになる
- 自分自身を意識的に制御しやすくなってくる
- ”気づき”が訪れる
- あらゆることに対して内側から理解できるようになってくる
実は、ここでは記載できない様々な内容もあります。
私はいままでにいくつかの瞑想技法を実践してきましたが、基本的に瞑想技法の初期段階の最重要項目は
自己浄化
になると思います。
私自身、何年も瞑想を実践してわかったのが、「自分自身でも気づかなかった今世・過去世で積み上げてきたネガティブな資質がたくさんある」ということです。
瞑想を初めた頃は、何がなんだかよく分からないで続けていましたが、日々の修練による変化や師からの恩寵(霊的に高い境地に到達している方は僅かな時間で修行者を霊的に引き上げることが本当に可能です)を通して神聖なエネルギーと繋がれるようになると、自分自身に眠っている様々なネガティブな資質も見えきたり、浮き彫りになったりすることがあります。
補足)赤という色は、それ意外の色が存在することによって赤という色を相対的に認識します。それと同じように、神聖なエネルギーや光を知覚するようになると、”そうでないもの”も相対的に浮き彫りになってくるのです。
霊的に引き上げられると想像を絶する体験をすることになりますが、それとともに自分自身のネガティブな資質も見えてきて、正直、これはツラい体験です。
そういった様々な理由から、私が関わってきた瞑想の指導者は、共通して自己浄化の重要性を説いています。
また、私が関わってきた瞑想の師は、共通して「原因と結果の法則」を説いています。
原因と結果の法則は、別名で
- 霊的法則
- カルマの法則
- 因果応報の法則
としても知られています。
この法則は、「良いことをすれば、自分にも良いことが返って来る」という法則のことです。これは宇宙の第一法則とも呼ばれます。
この法則は、その人が知っても知らなくても、完全に一部の狂いもなく働く法則と言われています。
鋭い才知は、両刃の刃物のようなものだ。それは建設的に使うこともできれば、破壊的に使われることもある。つまりそれは、無知という腫れ物を切り取ることもできるかわりに、ひとたび間違えば自分自身に致命傷を負わせることにもなる。
人間はどんなに才知を働かせてもしょせん霊的法則から逃れることができないと知った時、初めてその知性を正しく使うことができるようになるのだ。
出典:あるヨギの自叙伝 P131
瞑想技法はたくさんある
その昔、「瞑想って何?」という私でしたが、その世界に入ってみると実にたくさんの瞑想技法があることがわかりました。
- マインドフルネス瞑想
- ヴィパッサナー(ヴィパサナ/ビパサナ)瞑想
- 超越瞑想
- 阿字観(真言宗)
上記は、直接耳にした瞑想技法です。それ以外にも、禅、気功、など様々あるようです。
どの瞑想技法を選ぶか
瞑想技法の実践は始めるのも、やめるのも、自由です。そのため、直感で「実践してみたい!」と感じたものから取り組むのも一つの方法です。
「瞑想技法を実践してみたいが、何から初めて良いかわからない。」「今のところ、ご縁もない」という方にご紹介したいのが”法玉明想”です。
法玉明想(ほうぎょくめいそう)の提唱者が、上江洲義秀(うえずよしひで)さんという日本人です。
様々な瞑想技法は、独特の宗教的世界観で解説されている場合がありますが、法玉明想にはそれがありません。また、日本語で解説されているため、とても理解しやすいです。(様々な瞑想技法の創始者・提唱者の言語が外国語の場合、その意味を汲み取りにくい、翻訳の場合は訳者の技量が大きく影響して本意が汲み取れないことがある)
■法玉明想
○公式サイト
○Youtube
『法玉明想こそは、キリストのヨーガ、クリヤーヨーガと呼ばれたそのヨーガをわかりやすく短縮して説いたのが、その法玉明想であることを知ってもらいたい』[出典:上江洲義秀オンラインショップ -愛一元]
私の瞑想歴
私の個人的な瞑想歴が誰かのお役に立てるかもしれない、と思って簡単にまとめました。
瞑想との出会い
私が瞑想に取り組むようになったのは、2012年8月に購入した「神との対話」という本がきっかけです。
小学生から高校1年まで取り組んでいた剣道の”黙想”の経験はありますが、その程度でした。今までに自分自身が経験してきた様々な出来事から、「いったいこの世界はどうなっているんだろう・・・私の知らない何かがあるようだ」と30代になり感じるようになっていました。その疑問を紐解くように出会った本が「神との対話」シリーズです。
そのシリーズの中で瞑想に関する内容が多数書かれています。
瞑想とは「真の目覚め」の状態だ。
この状態で立ち止まるというのは、道のなかばで足を止めること、どこかへ向かうのをやめること、何かをするのをやめること、立ち止まってその場に「いる」こと、ただその場で本来の自分でいることだ。[出典:神との対話3 P260]
クリヤ・ヨーガに興味を持つ
神との対話3の中で、ある方がマスターとして紹介されていました。
パラマハンサ・ヨーガナンダは、自分が考える真の自分の「完成」にきわめて近づいた人物だ。彼は自分自身について、またわたしとの関係について、明確な考えをもっており、生涯をかけて、それを「外界に向かって表現」した。彼は自分の現実のなかで自分自身を経験し、自分自身を知ろうとした。[出典:神との対話3 P217]
神との対話シリーズを読んだ後、この本で紹介されたパラマハンサ・ヨーガナンダとはいったどういう人だろう?と興味をいだくようになりました。その後ネットで調べて、この方が書かれた「あるヨギの自叙伝」という本があることを知り、購入しました。
この本の中で、クリヤ・ヨーガと呼ばれる技法があることを知ります。ぜひ実践したいと思いアメリカのSRFに問い合わせると、クリヤ・ヨーガの伝授の前に、事前準備としてホーン・ソー テクニックに関する資料が送られてきました。そして次のステップとなる、オーム テクニックとエネルギー活性化体操(エクササイズ)も学びます。その後、約2年間できる限り実践し続けました。
2017年春、クリヤ・ヨーガの伝授式が2017年10月に開催されるとの連絡が自宅に届きました。クリヤ・ヨーガに強烈ひかれていながら、クリヤ・ヨーガの誓約書を前にして、その内容に対して私の何かが完全にYesと言えない引っかかるものを感じました。悩みに悩んでこの件に関して全身全霊で瞑想した結果、2つのビジョンが見え、これではない別の何かがあることが示されました。
その後、それは一体何なのか、きっとこれに変わる何かがあるはずだ、と調べに調べた結果、アートマ・クリヤ・ヨーガと呼ばれるクリヤ・ヨーガの頭に”アートマ”が付く技法が日本で伝授されていることを発見しました。
アートマ・クリヤ・ヨーガ(Level1)
アートマクリヤヨ-ガは、クリヤヨーガの起源であるマハヴァター・ババジの直弟子のパラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏が伝えているヨーガです。
クリヤ・ヨーガを西洋に広めたパラマハンサ・ヨーガナンダ氏は1952年3月に捨身されていますが、パラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏は現在も肉体を持って活動されています。パラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏はドイツを拠点として活動されているため、日本では弟子のスワミニ・ダヤマティ氏(日本人の女性)が中心となって活動されています。
調べてみると、スワミニ・ダヤマティ氏は2001年からパラマハンサ・ヨガナンダのクリヤ・ヨーガを実践し、2008年にパラマハンサ・ヴィシュワナンダ氏と出会い、2013年にアートマ・クリヤ・ヨーガの教師になった、と経歴に書かれていて、パラマハンサ・ヨーガナンダ氏のクリヤ・ヨーガと大いに関連があることが感じられました。
その後、2017年11月のスワミニ・ダヤマティ氏が語られるバガヴァッド・ギーターの講義に参加しました。高齢ながらも力強く、一つ一つの発言が誠実なスワミニの姿、さらにはこの集いにはパラマハンサ・ヨガナンダのクリヤ・ヨーガを実践してきた方々も何人かおられることがわかり、私もアートマ・クリヤ・ヨーガを受講することにしました。
2018年2月にアートマ・クリヤ・ヨーガLevel1を伝授していただきました。
アートマ・クリヤ・ヨーガのテクニックは
- チャクラの開閉
- マントラ (真言)
- トリニティ瞑想法
- ナーダ・クリヤ (宇宙の神秘な響きに耳を傾けるテクニック)
- プラーナーヤーマ (呼吸法)
- メイン・クリヤ (カルマ解消、チャクラの浄化、純なる愛を得る)
- ムドラー (指、手、身体を 使って行う)
- 体位体操 (アーサナ)
- オーム・チャンティング (自分や他人、又地球を癒すテクニック)
等から成る包括的なヨーガ体系になっています。
そして、実践してすぐに感じたのは「これは尋常な技法ではなかった」ということです。そして、予想していた感じとも少し違いました。伝授さられる前は、スッキリ爽快な感じになるのかな、と思っていましたが、そういう次元を超越していました。アートマ・クリヤ・ヨーガを実践すると、自分の中でのざわつき・落ち着かない感じ思考・感情のノイズのようなものがズドーーーン!と強烈に下がり、内側から静けさが広がります。また、肉体と精神と魂の一体感が増し、”今生きている”感じが強くなり、自分自身の感じていることが自分自身でよくわかるようになりました。私の受講後の約1ヶ月後、妻にもアートマ・クリヤ・ヨーガLevel1を伝授していただいたのですが、彼女自身もこの強烈な効能に驚いていました。(夫婦共に日々実践したら、夫婦喧嘩が激減しました)
パラマハンサ・ヴィシュワナンダは、マハヴァター・ババジの恩恵により、古くからの秘伝の知識をアートマ・クリヤ・ヨーガの形で世界に伝えています。アートマ・クリヤの比類なき伝授の力によって、マスターたちのエネルギーが直接実践者に注がれ、そのテクニックは自己実現の扉を開く鍵として働きます。
このテクニックは、私たちの神経組織を浄化し、マインドを落ち着かせ、老化過程を遅らせます。またエネルギーを増大させ、肉体に活力を与えます。そして人々を深い瞑想状態へ、すなわちマインド、肉体、精神の統一へと導きます。
アラビンダ・クリヤヨガ(ハリハラーナンダ大師系クリヤヨガ)
アートマクリヤヨーガから、そしてヴィシュワナンダ師から想像を超えた恩寵を頂き、このままアートマクリヤヨーガで進むのか、と思っていたのですが、2023年2月に様々な出来事・体験から私自身の様々な状況からこのままアートマクリヤの道を誠実に進むのが難しい、と実感するようになりました。
ちょうどその時期に、非常に特殊なクリヤヨガを日本に伝来された方とやり取りする機会がありました。正直、猛烈に悩みました。(え?これだけアートマクリヤと師から恩恵と恩寵を受けてるのに、別の系統いくの?みたいな。もう、本当に何日間もマインドは悶々としました。)
約1ヶ月ぐらい?悩んで、「新しい扉を開いてもいいかもしれない」と決意して、アラビンダ・クリヤヨガ(ハリハラーナンダ大師系クリヤヨガ)を伝授していただくことになりました。
アラビンダ・クリヤヨガ(ハリハラーナンダ大師系クリヤヨガ)のクリヤヨガの特徴
この系統は、あるヨギの自叙伝に出てくるスリ・ユクテスワ大師とヨガナンダ大師の弟子のハリハラーナンダ大師の系統のクリヤヨガです。約30年ほどインドを中心に様々な秘技を修行されてきた日本人のクリヤナンダ先生が、2020年に日本に伝来されました。
アラビンダクリヤヨガは、ハリハラーナンダ大師の弟子のラーガバーナンダ大師が、数千人の弟子の中から選んだ内弟子2名(1名はアラビンダ師)に伝授した特殊なクリヤヨガを伝授しています。次世代のクリヤヨガ指導者を養成するためのクリヤヨガとも言え、かなり強力な技法になっています。
そのため、1段目(Level1)から強力なクリヤヨガ技法が入っています。クリヤナンダ先生のブログによりますと、本来ならハリハラーナンダ系統では5段目(Level5)で伝授される技法がいきなり1段目から入ってきます。
体験談
2023年の3月に伝授していただいて、まず感じたのが結構きつい、ということです。伝授といっても1回で終わるわけではなく、複数回に分けて伝授して頂くのですが、最初に伝授では「あ、大丈夫そう」と感じましたが、1~2週間ごとに新しい技法や既に教わった技法が進化してより高度になっていきます。
教わった行法にようやく慣れてきた、と思っても教わる毎に行法増えたり、既に教わった行法が進化して、全体としての行法の効果が強くなっていくため、その流れについていくので精一杯という感じでした。
また、本来なら5段目の行法が猛烈に強いです。伝授間もないころ、5段目の行法を多めにやったら、エネルギー強度が強すぎて、翌日、身体の内側が燃え尽きたかのようになり仕事ができませんでした。。。
また、夫婦で伝授していただいたのですが、夫婦ともに「カルマの吹き出し」が起こりました。。。
「カルマの吹き出し」とは、その人自身が抱えている輪廻転生の旅の中で蓄積したカルマ・課題がエネルギー的に吹き出すことです。
この”吹き出す”という表現が本当に適切な感じで、自分自身でコントロール(自己制御)が難しいくらいにドバドバ出てくるのです。
例え話になりますが、ある人が傾向として悲しみぐせ、や、嫉妬心を課題として持っていたとします。そうすると、このクリヤヨガをすると本当の自分ではないものを強烈に浄化していきますので、何かのきっかけで眠っていたカルマのパンドラの箱がパカッと開いて、ドバドバでてきて、
- (特に何も起きていないのに)悲しくて悲しくてどうしよもなくなる。
- 嫉妬心で相手をどうにかしたくなるほどの思いが内側からとめどなく湧いてくる
みたいな状態になります。
私達夫婦の場合、このような状態が数日間続きました。。。
(正直、その期間はまともに仕事ができません。。。)
最近はネット上に一部のクリヤヨガの行法が掲載されていることもあるようですが、個人的経験から、ネット独学は全くおすすめしません。日々の実践の中で、様々なことが起きることもあり、適切な指導者がいれば具体的な対処法など、サポートしてもらえます。
クリヤヨガは、ババジ大師と繋がっている指導者から伝授してもらうことが大前提となってるはずです。
クリヤナンダ先生のページにも、「一般化するために純度の薄められた誰にでも簡単にできるクリヤヨガではないので、進むにつれて要求される難易度が高くなっていきます。」と記載ありますが、私もこちらのクリヤヨガを実践してわかったのですが、広く普及して実践してもらうことを目的としたクリヤヨガは、様々な段階の方でも実践できるよう、エネルギー的に調整されている、ということです。
そして、このクリヤヨガは、全く薄めいていないクリヤヨガになっていると思います。
正直、このクリヤヨガは(私からすると)1段目(Level1)から、ちょっと怖くなることもあるくらいの強度あります。
でも、先程の「カルマの吹き出し」を乗り越えると、何年も課題としてきた腫れ物がスッキリ取れていきます。
クリヤナンダ先生のブログに
クリヤヨガを毎日実習してもらって3〜6ヶ月で実際に『内なる音・光・振動』を感じれるようになってもらうためのプランです。
と記載があります。
1段目の技法だけでも一通り実践するのに1時間~1.5時間程度かかります。毎日続けていくと、上記の変化を体験していくことになります。
この内容に関しては、ハイハラーナンダ大師の下記動画がおすすめです!(自動翻訳で日本語に設定してください)
関連リンク
クリヤナンダ先生のブログに、具体的なクリヤヨガの行法や効能など一部掲載されいます。
最後に
すべての師に感謝致しますm(_ _)m
コメント