お知らせ [2024/10/29]
私も最初はわからなかったのですが、10年以上、何十人も様々な起業者・開業者と関わる中で徐々に成功する起業者と失敗する起業者の”違い・傾向”が見えてきました。このページでは、その内容を『起業・開業あるある集』として30個以上の内容をまとめました。
apple製品(iphone,ipad,mac)の標準ブラウザ”Safari”でgoogleカレンダーの埋め込み(iframe)が「私はロボットではありません」と表示される現象が度々発生しているため、その対処法を事業者視点でまとめました。
googleカレンダーに「私はロボットではありません」と表示される
webサイトにgoogleカレンダーを埋め込んだ場合、iphone,ipadの標準ブラウザ”Safari”で開くと、googleカレンダー部分にカレンダーではなく、下記画像が表示されることがあります。
カレンダーを見ようと、私はロボット・・・の左側のチェックボックスにチェックを入れて、適切に認証作業「車の写真を選んでください、など」を進めても、いつまでも認証作業が終わらないエンドレスループが続きます。
エンドレスループなのが、かなりやっかいです。
原因は、Safariの「サイト越えトラッキングを防ぐ」
2021年12月にiOSの15.2がリリースされ、バージョンアップするとブラウザ「Safari」が、「サイト越えトラッキングを防ぐ」という仕組みをオンにしてしまう事が原因のようです。
私のipadも「サイト越えトラッキングを防ぐ」がONになっていました。[
「サイト越えトラッキングを防ぐ」とは?
以下、Apple サポート (日本)からの引用です。
ファーストパーティWebサイトとして第三者コンテンツプロバイダを表示して操作しない限り、そのCookieとWebサイトのデータは削除されます。
ソーシャル・メディア・サイトがほかのWebサイトに「共有」、「いいね」、または「コメント」のボタンを配置することがよくあります。それらのボタンを使用しなくても、それらのボタンによってWeb閲覧がトラッキングされる可能性があります。Safariでは、そのようなトラッキングがブロックされます。それでもボタンを使用したい場合、ほかのWebサイトでのあなたの行動に関する情報の取得をそのサイトに許可してもよいかどうか、確認を求められます。[出典:Apple サポート (日本)]
より高いセキュリティ設定にした結果、埋め込んだgoogleカレンダーも引っかかるようになったようです。
実験
実験的にipadでこの「サイト越えトラッキングを防ぐ」をOFFにして、「私はロボットではありません」と表示されたWebページを再読み込みしたところ、再度「私はロボットではありません」が表示されました。ただ、指示通り認証作業を進めたら、googleカレンダーが表示されました! 「サイト越えトラッキングを防ぐ」がONだと、認証作業がエンドレスに続きますので、その違いがありますが、OFFにしても、1回は認証作業する必要があるようです。
翌日は表示された
この件の検証で、昨日は「私はロボットではありません」と表示されても、翌日に同じipadで開いてみると問題なく埋め込んだgoogleカレンダーが表示されました。。。何度も検証した訳では無いですが、どうやら埋め込んだgoogleカレンダーは、safariの「サイト越えトラッキングを防ぐ」という仕組みに必ずしも引っかかる訳では無いようです。この現象が同じ端末でも起きたり起きなかったりする、というも原因の特定が難しい点です。
その後、数日にわたって検証しましたが、埋め込みカレンダーが表示されたり、されなかったりして、規則性がわかりませんでした。
対策
日本におけるスマホのiphoneのシェア率は44%程度で(参考ブログはこちら)、スマートフォン ブラウザのシェアもこのサイトによると、safariのシェア率が約60%のようです。
特に30歳未満の世代で特に利用率が高いようで、その世代の閲覧が多いWebサイトの場合は直ぐにでも対策された方が良いです。
運営者側ができる主な対策は
- ①safariでの閲覧者に「サイト越えトラッキングを防ぐ」をOFFしてもらう
- ②別のブラウザで閲覧してもらう
- ③googleカレンダーを外部リンクで個別で表示できるように追記する
になります。
①はOFFしても一度は認証しなければならない手間が発生、②はブラウザって何?という方には理解できないのと、また別ブラウザで開く手間をかけさせることを考えると、現実的な解決策は③になると思います。
googleカレンダーを外部リンクで個別で表示できるように追記する
今回、この件に関して私が制作・運営管理しているWebサイトを実例として、記載してみます。
対策実例
埋め込んだgoogleカレンダーの上部に、
「予約の空き状況が表示されない場合」
※iphone・ipad等のapple製品の標準ブラウザ”Safari”で閲覧の場合、ページに埋め込んだgoogleカレンダーの予約の空き状況に「私はロボットではありません」と表示されて見れない現象が一部発生しています。
⇒その場合はこちらのページでご確認ください。
と記載しました。(もう少しコンパクトにしてもいいと思います。調整してみてください。)
ipadのgoogle chromeでアクセスした場合は以下のように表示されますが、
同じipadのsafaliでアクセスすると、以下のように表示されます。
埋め込んだgoogleカレンダーの下に入れようかと迷ったのですが、上であれば確実に最初に読み見落とさないと考えて上に置いてみました。
「その場合はこちらのページでご確認ください。」のリンク先ですが、クリックするとgoogleカレンダーを新しいタブで開くようにしていて、その場合はsafariでも問題なく閲覧可能です。
個別で開いた場合は、safaridでも画面いっぱいにカレンダーが表示されます。
このリンクURLは、PCの場合:googleカレンダーにログイン ⇒ カレンダーの選択 ⇒ カレンダーの設定 ⇒ カレンダーの統合の「このカレンダーの公開URL」から取得できます。(下の画像参照)
また、公開URLでカレンダーを開いた時、もしタイトルにメールアドレスが表示されていたら、スパムメールが来る原因となる可能性がありますので、別のタイトルに変更したほうがよいです。(同じくカレンダーの設定画面内に記入箇所あります)
最後に
iphoneでgoogleカレンダーが表示されない件は、半年前から度々耳にしていましたが、今回の検証でもあったように問題なく表示されることもあること、またカレンダーが表示されない箇所に
お使いのコンピュータネットワークから通常と異なるトラフィックが検出されました。このページは、リクエストがロボットではなく実際のユーザーによって送信されたことを確かめるものです。このページが表示された理由
とネットワークが原因と思われる記載が表示されるため、Safariの「サイト越えトラッキングを防ぐ」が原因と気づくのに時間かかりました。
googleカレンダーは導入コストが無く、使い勝手が良く、スマホから容易に連携操作できるため、事業者のWebサイトにgoogleカレンダーを埋め込むケースは少なくありません。お知り合いのWebサイトが未対策でしたら教えて上げてください☆
また、今回この原因の特定に役立った参考サイトも掲載しておきます。
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