無料じゃない?WordPressの実質的な運営費の相場を解説


お知らせ [2025/01/17]

起業・開業者向け事業用ホームページ(Webサイト)の企画書作成講座(オンライン)

\ NEW /

「起業・開業者向け事業用ホームページ(Webサイト)の企画書作成講座」は累計で売上数千万円、また起業支援してきた方も累計で数千万円の売上に至ったエッセンスが詰まった講座です。推定損失100万以上の失敗談も。無料版もかなり充実してます。

個人の起業&開業あるある

10年以上、数十人の様々な起業者・開業者と関わる中で徐々に成功する起業者と失敗する起業者の”違い・傾向”が見えてきました。このページでは、その内容を『起業・開業あるある集』として30個以上の内容をまとめました。


目次

はじめに:WordPressの費用は「無料」じゃない?

WordPressは「無料で使える」とよく言われますが、実際にサイトを運営するためにはさまざまな実費がかかります。この記事では、WordPressでWebサイトを運営するうえで必要な費用を、初心者でもわかりやすいように細かく分解しながら解説していきます。

WordPressを使うのは「無料」ですが、運用するには複数の諸費用がかかります。

自力運営なら初年度は3万円程度、2年目以降は年間1万円程度は最低でもかかると思います。

特に、以下のような方におすすめの内容です。

  • WordPressで個人ブログやビジネスサイトを始めたい方
  • コスト感を把握してから導入を検討したい方
  • 有料テーマを導入するかどうかで迷っている方
  • 外注と自作、どちらがコスパが良いか知りたい方

WordPressでかかる基本的な運営費一覧

WordPressは無料だが「運営にはコストがかかる」

WordPress自体は無料で配布されている**オープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)**ですが、Webサイトとして公開・運用するためには以下のような費用が発生します。

項目内容月額目安年間目安
レンタルサーバーサイトを置く場所500〜1,500円6,000〜18,000円
ドメイン取得・更新独自のURL(例:www.example.com)100〜200円1,000〜2,000円
テーマ(有料)デザインや機能のテンプレート買い切り or 月額0〜15,000円程度(買い切り)
プラグインSEO対策やバックアップなどの機能追加多くは無料、一部有料0〜10,000円/年
セキュリティ・保守自力 or 外注(有料)0〜5,000円0〜60,000円/年
その他(メール、画像素材など)任意数百円〜必要に応じて変動

レンタルサーバーの費用と選び方

人気サーバー比較(2025年版)

サーバー名月額費用特徴
ConoHa WING約880円〜表示速度が非常に速く、WordPress特化
エックスサーバー約1,100円〜高速・安定・サポート充実
ロリポップ約500円〜コスパ重視、簡単に始められる

※各社ともに長期契約で割引あり。1年〜3年契約で初期費用も実質無料になる場合が多くあります。

上記以外にもレンタルサーバーは多数ありますが、おおよそ上記のような月額費用が多い印象です。


ドメイン取得・更新の実費

ドメイン料金の目安(主要ドメイン比較)

ドメイン種別初年度次年度以降
.com約1,000円約1,500円前後
.jp約3,000円約3,500円前後
.net約1,000円約1,500円前後

レンタルサーバー会社が、サーバー契約時に無料取得キャンペーンを実施していることもあり、ドメイン取得費用と年間費用が無料になります。


WordPressテーマの費用と比較

無料テーマと有料テーマの違い

項目無料テーマ有料テーマ(例:SWELL)
費用無料約17,600円(買い切り)
カスタマイズ性限定的非常に高い
SEO対策最低限強力な内部対策あり
サポートなし/少ない専用サポートあり
表示速度標準高速表示に最適化

SWELLは特に初心者に人気で、ブロックエディタ完全対応、見たまま編集ができ、SEOにも強くおすすめです。


プラグインにかかるコスト

基本的に多くのプラグインは無料で利用できますが、一部の機能強化を目的とした有料プラグインもあります。

有料プラグインの例と価格

プラグイン名用途年間費用目安
Rank Math ProSEO強化約7,000円
BackWPup Premiumバックアップ約5,000円
WP Rocketキャッシュ最適化約6,000円

基本的に最初は無料のプラグインで大丈夫です。


実質的な月額・年間コストのシミュレーション

【ケース1】無料テーマ+最安構成

  • レンタルサーバー:月500円(ロリポップ)
  • ドメイン:年間1,000円
  • テーマ:無料
  • プラグイン:無料のみ

→ 年間:約7,000円(月600円程度)


【ケース2】SWELL+中堅サーバー構成

  • サーバー:月880円(ConoHa WING)
  • ドメイン:年間1,000円
  • テーマ:17,600円(初年度のみ)
  • 有料プラグイン:年間8,000円程度

→ 初年度:約30,000円/次年度以降:約10,000円〜12,000円


外注した場合の費用

Web制作会社・フリーランスに外注する費用感

項目価格帯
WordPressサイト制作(5〜10ページ)約10万円〜30万円
ECサイト・予約サイト約30万円〜100万円以上
保守管理月5,000円〜2万円程度

自力で構築すれば初期費用は1万円〜3万円ほどに抑えられるため、長期的に見ると大幅なコスト削減が可能です。

通常、Web制作会社は事業に効果のある(売上につながりやすい)ノウハウを持っていると思います。


コストを抑えるポイントと注意点

  1. 長期契約でサーバー費用を抑える
  2. テーマは一度買えば長く使える買い切り型がおすすめ
  3. 必要以上に有料プラグインに頼らない
  4. バックアップとセキュリティは無料でも十分に対応可能
  5. 更新やメンテナンスも自力でできるように少しずつ学ぶ


WordPress運営に必要な「目に見えないコスト」

時間・学習コストも忘れてはいけない

金銭的なコストだけでなく、実は時間や学習のための労力も重要な要素です。

  • WordPressの操作に慣れるまでの時間
  • トラブル発生時の対応時間
  • SEOやセキュリティ知識の習得

このあたりは**「学ぶ時間=スキル資産になる」**という側面もあります。


まとめ:WordPressの実質的な運営費は「年1〜3万円」が相場

WordPressは無料で始められるイメージが強いですが、実際には以下のような費用が実質的にかかります。

  • 自力運営なら年間1万円〜3万円程度
  • SWELLなど有料テーマを導入しても初年度3万円前後で済む
  • 外注すると10万円以上かかることが多い

初心者でも、コストを抑えながら高機能なサイトを持てるのがWordPressの魅力です。長期的な運営を考えるなら、初期投資をしてでも信頼性のあるサーバー・テーマを選ぶことをおすすめします。

関連記事

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次