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常識を打ち破る経営
奇跡の経営という本をご存知でしょうか?
ブラジルにある従業員約3,000人規模のコングロマリット企業の社長リカルド・セムラーさんが書いた本です。
この本との出会いは、昔お世話になった経営者の方が自社のホームページでこの本を絶賛していて、私も読んでみよーとなったのがきっかけです。
この本に書かれている経営方法は、あまりに常識から逸脱していて、たぶん読むとビックリするでしょう。
以下、特徴的な内容をいくつか取り上げてみます。
コントロールをやめる
一般的な会社では考えられないことを実践されています。
- 組織図、組織階層がない
- ビジネスプランもない
- 会社のゴールやミッションステートメントもない
- 業務マニュアルや業務フローもない
- 人事部がない
- キャリアプラン、職務記述書、雇用契約書がない
- 作業員を監視、監督もしていない
- 働く時間も、社員各人で調整する
よくこれで会社がなりたっているな?と不思議に思うほどです 笑
週末が楽しいのは、誰からもコントロールされないからである。週末も、何かの用事により誰かにコントロールされ、自分の時間を持てなければ、楽しくない。「コントロールが働くことの満足感を下げることになる」
個人事業や小さな会社ならいざしらず、大企業で徹底的にコントロールを手放し、社員が生き生きと楽しく仕事ができるようにしているのは驚きです!
社員が製品やプロジェクトに魅力を感じないものは、どんなに利益があがりそうでもやらない
一般的な会社であればトップダウンで、なにをするか決められることが多い、
もしくは、そう言わなければいけない、いられないような状況なのがほとんどでしょう。
ところが、この会社では、社員が製品やプロジェクトに魅力を感じないものは、どんなに利益があがりそうでもやらないそうです。
興味のない仕事を社員に押しつけると、コントロールが発生してきます。コントロールをしていくと、更に社員の興味がなくなっていく。そうなればうまくいくはずがない。
社員がやりたいと感じる気持ちを第1に考えて、ビジネスを設計していく事が一番、うまくいくことになる。
結局のところ、社員たちがやる気があるのがうまくいくのに一番大切。ということですね!
給与は社員自身で決定する
おいおい、それで本当に大丈夫か?
「お金いっぱい欲しいから給与1億円ね!」とかなったら、どうするんだ?とか思いませんか 笑
でも、不思議とそういう現象は起きないそうです。
すべての従業員の給与が公開されているので、「あんた1億円は多すぎるでしょ」と、仲間から言われたりして自然と調和のとれた給与になるそうです。
面白いですよね!
その他、ビックリねたがたくさん!
いや、21世紀のこれからの会社はこれでしょ!と本気で思っています。
世界中の会社がこんな風になれば、みんな幸せに生きられるんじゃないか?と本気で感じさせてくれる本です(^-^)
自分の真の才能は何なのか、そして自分がやりたいことは何かを見つけることができるように、そのための余裕と機会を与えてあげるです。社員がひとたびやりがいを感じ、活気づいて、生産的になると、彼らの活動が自ずと会社に利益と成長をもたらすことになるのです。
本屋さんで見つけたら、ぜひ立ち読みしてみてください♪
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