<< お知らせ [2024/09/10] >>
台風迫る土曜日に、筑波山を登ってきました。
筑波山神社を参拝し、山を登ります。
今回は、白雲橋コースを選びました。
このコースは、元々登山者が少ないコースですが、いつ雨が降ってもおかしくない天候のため、土曜日なのに、すれ違う人は数えられる程度でした。
多くの登山者は雨を嫌いますが、私は穏やかな雨であればそれほど気にしません。
時折雨が降ってこそ、植物は育ち、麓で生活する人々も綺麗な水の恩恵を得ることができるからです。
女体山の山頂もこのように閑散としていました。
ただ、驚いたのはわずかに雨が降っている天候なのに、ある程度の展望があったことです。
雨の日は、山頂に来ても真っ白で何も見えない、ということが多々あるのですが、今回は違いました。
女体山から男体山へ向かうと、
いつもは多くの人で御幸ヶ原も静寂に包まれていました。
下山は、ケーブルカーで。
ちょうど私がケーブルカーに乗ったあたりから、雨が強くなってきました。
もう、何度も何度も登っている筑波山ですが、本当に素敵な山です。
筑波山は信仰により古来から自然がある程度保護されているため、自然本来の独特の空間が広がっています。
その領域に、自分自身も入り浸ることで、下界の生活では補うことができない何かが満たされる、そんな感じがします。
現代の人間の生活は、人間の感覚器官(五感といわれる視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が認識できる領域内をベースに作り上げられています。その五感が認識できる領域は、ある範囲内に限られています。(視覚では、光の波長により可視光線と不可視光線がある)
様々なものは、この認識できる範囲内で作られていて、認識できない範囲について配慮されることはほぼないのではないか、と思います。
あまり人の手の入っていない自然に入ると、感覚で認識できる範囲も、認識できない範囲も、調和が取れているように感じます。それは今となっては、非常に希少なもので、自分自身がその領域に入ることで、自分自身も自然に調律される、そんな感覚です。
実は、いままでビジネス上の課題の至った時、山登りしている途中にひらめいて、大きな成果を上げた経験があります。
自分自身の状態が整っているほど、ポン!と腑に落ちたアイデアが浮かんでくるようです。
なんとなく疲れてきたな、仕事の解決策が思いつかない、など感じたら、ぜひ山登りへ。おすすめです。
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